新しい財布と招き猫|YUWA初の永住申請

皆さん、こんにちは!
中国語を話せる行政書士、井上義博です。
梅雨も明け、いよいよ、夏本番です。
暑い日々が続いておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
こまめに水分補給し、熱中症にならないよう、お気をつけください。
さて、YUWA国際行政書士事務所が開業して、気が付けば、すでに2か月が経過しました。
実は先週、私が独立開業したあと、YUWAとして初めて永住申請を大阪出入国在留管理局に提出しました。
行政書士という資格を知り、試験勉強を始め、試験に合格し、行政書士として勤務し、そして今、自分自身の事務所から永住申請を提出するところまで来ました。なかなか感慨深いものがあります。
本日は、「リズム天国ミラクルスターズ」「猫と財布」「YUWA初の永住申請」という三つの話をさせていただきます。
一見すると、関係のない話に感じるかもしれませんが…
ぜひ、最後までお付き合いください。
リズム天国ミラクルスターズ
皆さん、リズム天国というゲームはご存知でしょうか?
2006年8月3日に任天堂から発売されたゲームボーイアドバンス用ソフトで、その後もDS、Wii、3DSなどのプラットフォームで新作が発売され、そして、7月2日に最新作である「リズム天国ミラクルスターズ」がNintendo Switchソフトとして発売されました。
別の記事でご紹介しましたように、私はインドア系の趣味が多く、その一つにビデオゲームがあります。
そして、私はいわゆる「音ゲー」が苦手です。
そんな苦手なジャンルの中で、唯一好きなのが、このリズム天国シリーズです。
まだ梅雨がしとしとと降っていた7月頭、息子から「リズム天国やりたい!」と言われまして、私自身も大変懐かしいと思いながら購入しました。
購入してからというもの、井上家では瞬く間に大人気ゲームとなりました。
私、妻、息子の3人は時間さえあればメダル獲得に向けてリズムゲームにのめり込んでいます(笑)。
そして、このゲームへのあまりの熱中ぶりから、思わぬ「悲劇」が起こりました。
招き猫と財布
我が家には、ブリティッシュショートヘアのみーにゃと、メインクーンのレオンという、2匹のお猫様がいます。
みーにゃはイギリスの血統だけあって、なかなか気高いお嬢様です。
井上・エリザベス・みーにゃと、私が勝手にミドルネームをつけました(笑)。
一方のレオンはというと、どこかイケメンな風格が漂っていて、アイドル顔負けの甘いマスクが特徴的です。
そんな彼には井上・エルリック・レオンハートと、かっこいい欧米風の名前を与えました(笑)。


今日は、そんなレオンくんによって引き起こされた、小さな「悲劇」についてお話させてください。
少し話が戻りますが、私は2020年ごろにAmazonでワインレッドのヌメ革製二つ折り財布を購入し、先日まで使用しておりました。小銭入れが広めで、開閉しやすく、カードもたくさん入るのに、コンパクトで非常に気に入っていました。
そして、ヌメ革は、使い込むほど経年変化による「味」が出るため、その変化も楽しみながら愛用しておりました。しかし、ここ最近は、かつて鮮やかだったワインレッドもすっかり黒くなり、買い替えを検討しておりました。
財布やファッションなどについて、私は特にブランド志向はなく、どちらかというと品質と機能性を重視して選ぶようにしています。
7月3日、私はついに決心し、Amazonで新たにプエブロレザーの三つ折り財布を購入しました。カードの収納枚数は7枚と、愛用していたヌメ革製の財布より少なくなりますが、三つ折りでありながら、お札・小銭・カード7枚まで収納できるため、大変気に入っております。
この新しい財布を購入した翌日、7月4日土曜日のことでした。
週末に雨が降る場合、私は大抵午前中に近所のスーパーで買い物を済ませ、それ以降は出かけずに家で過ごすようにしています。この日はまだ梅雨が明けておらず、朝から雨が降っていましたので、私はいつものように10時頃に夕飯の材料などを買いに出かけ、11時頃には帰宅しました。
そして、帰宅後、私はキッチン周辺にそのまま財布を置き、息子と一緒にリズム天国ミラクルスターズを楽しんでいました。ゲームを始めてから約30分が経った頃、キッチンの方からガジガジと、何やら嫌な音が聞こえてきました。まさかと思い、キッチンのほうを覗いてみると…

なんということでしょう!我が家の招き猫こと、井上・エルリック・レオンハート様が、私が1日前に購入したおNEWの財布を楽しそうにかじっていました。
急いで財布を救出しましたが、時すでに遅し。あちらこちらにレオンくんの「ありがたい」歯型が残っていました。
はい、とても悲しかったです。一日中、妻に財布のことを嘆いていたほどです。
同じ財布をもう一つ購入するか迷いましたが、まだ買ってから1日しか経っていないこと、大切な物を猫の手が届く場所に置いてしまった自分自身への戒め、そして、何より招き猫からのありがたい刻印(?)を捨てるわけにはいかない、という三つの理由から、このまま使い続けることに決めました。
はい、これから5年、10年と、末永く使っていきたいと思っております。
本当です。決して、嘘偽りではございません(泣)。
こうして、購入からわずか1日で、私の新しい財布にはレオンくんによる「招き猫の刻印」が入りました。
YUWA初の永住申請
ところで、まったく話が変わりますが、7月13日(月)、YUWA国際行政書士事務所は、開業以来初めてとなる永住申請を大阪出入国在留管理局に提出しました。
もちろん、私自身はこれまでにもさまざまな永住案件に携わり、申請まで導いてまいりました。しかし、自ら開業した事務所の名で提出する永住申請は、やはり一味違うものがあります。
今回の案件では、ご契約から申請書類の提出まで、わずか1週間でした。
おそらく、私自身、これほど短期間で永住申請を提出したのは初めてだと思います。
なぜ、これほど早く申請できたのでしょうか。
今回、短期間で申請に至った理由は、大きく三つあります。
一つ目は、申請人の在留状況や公的義務の履行状況等が比較的整っていたことです。
二つ目は、私からご案内した必要書類について、非常に協力的かつ迅速にご準備いただけたことです。
三つ目は、独立した私自身が必要な公文書を同日中にまとめて取得できるなど、「小回り」が利いたことです。これにより、公文書が郵送で届くのを待つ時間を省くことができました。
申請人(以下、「Gさん」とします。)は、「技術・人文知識・国際業務」の在留資格でIT企業に勤務しており、日本での在留歴も長く、就労状況や公的義務の履行状況も非常に安定していました。
面談時には、私が思わず、
「なぜ、もっと早く申請しなかったのですか?これなら、行政書士へ依頼しなくても、ご自身で十分申請できますよ!」
と言ってしまったほどです。
そして、ご契約後、私は住民票、課税証明書、納税証明書、年金記録等をまとめて1日で収集し、直ちに申請書類の作成に入りました。
Gさんの在留歴、就労状況、公的義務の履行状況等が比較的整っていたため、申請書や理由書等の作成も非常にスムーズに進めることができました。
書類の作成と精査を終え、いつでも申請できる状態であることをGさんへ伝えたところ、ちょうど翌日は在宅勤務とのことでした。
そこで、在留カードとパスポートをお預かりする約束をし、翌日にご自宅で受け取ったあと、その日のうちに大阪出入国在留管理局へ申請書類を提出しました。
さて、ここで一つ目の伏線を回収したいと思います。
今回の申請は、ご契約からわずか1週間という、非常に短い期間で提出することができました。
ただし、これは決して通常の所要期間ではありません。
申請人の在留状況や公的義務の履行状況等が比較的整っていたこと、必要書類の準備に非常に協力的であったこと、そして私が独立したことで「小回り」が利いたこと。
この三つの要素がうまく噛み合った結果、ご契約からわずか1週間で、「リズムよく」申請に至りました。
これは、現在井上家で流行している「リズム天国ミラクルスターズ」にも、どこか通じるものがあります。
私、妻、息子には、それぞれ得意なリズムゲームと苦手なリズムゲームがあります。しかし、三人で声を掛け合い、誰かが操作している間は静かに見守るなど、互いに協力することが、高得点につながるコツだと思います。
在留資格や永住申請の実務も同じです。
今回の案件を短期間でスムーズに申請できたのは、決して私一人の力ではありません。
Gさんの迅速な協力があり、さらに互いのスケジュールや書類準備のタイミングが合ったからこそ、この短期間での申請を実現できたのだと、私は思います。
最後に
最後に、ここで二つ目の伏線を回収したいと思います。
先ほど、今回の案件を短期間で申請できた理由の一つとして、「申請人の在留状況や公的義務の履行状況等が比較的整っていたこと」を挙げました。
では、永住申請において「条件が整っている」とは、どのような状態を指すのでしょうか。
日本には、さまざまな在留資格があります。
在留資格によって、永住申請に必要となる在留年数や、適用される特例に違いがあることは事実です。その意味では、永住申請との相性に一定の差があることまで否定するつもりはありません。
しかし、
「高度専門職1号」だから、必ず永住を取得しやすい。
「日本人の配偶者等」だから、細かな問題があっても大丈夫。
「技能」や「特定技能2号」だから、永住申請では不利になる。
と、在留資格の名称だけで判断することはできません。
永住申請で大切なのは、その方が持っている在留資格の名称ではなく、これまで日本でどのような生活と就労を積み重ねてきたかという「中身」です。
在留歴、家族構成、就労状況、収入、納税、年金・健康保険、法令上の届出など、一つひとつの事実を確認して、初めてその方の永住申請の条件が見えてきます。
今回のGさんが現在持っている在留資格は、「技術・人文知識・国際業務」です。
過去の時点で高度人材ポイントを計算すれば、高度人材としての基準を満たしていた可能性もあります。しかし、現在の在留資格が「技術・人文知識・国際業務」であっても、Gさんは現在の仕事を続けながら、日本での生活を着実に積み重ねてきました。
その結果、在留歴、就労状況、公的義務の履行状況等が整い、永住申請に必要な立証資料も明確で、短期間で申請まで進めることができました。
私は、これは財布選びにも通じるものがあると思います。
高価なブランド品には、それに見合う品質や魅力があります。それを選ぶこと自体は、もちろん悪いことではありません。
しかし、私は財布を選ぶとき、ブランド名よりも、材質、使いやすさ、収納力、自分が気に入ったデザイン、そして、無理なく使い続けられる「自分に合ったもの」であるかを重視します。
在留資格についても同じです。
名前の響きや、制度上の優遇措置だけを見て特定の在留資格にこだわるのではなく、自分が実際に行う活動、自分の経歴、そして今後日本でどのように生活していきたいのかに合った在留資格を選ぶことが大切です。
どの在留資格にも、それぞれの制度目的と認められた活動内容があります。名称だけで優劣を決めるものではありません。
私はこれまで、特定の在留資格を取得すること自体が目的となり、本来日本で何をしたかったのかを見失ってしまった相談者を何人か見てきました。
あなたは、なぜ日本に残りたいのでしょうか。
日本に残り、どのような生活を送り、何を成し遂げたいのでしょうか。
在留資格は、その目的を実現するための手段です。名称や見栄えだけにとらわれず、もう一度その原点を見つめ直し、ご自身に合った無理のない道を選んでいただきたいと思います。
国際業務を扱う行政書士として、申請人の状況を丁寧に理解し、その方にとって今が永住申請を行う適切な時期であるかを見極め、申請人の事情を出入国在留管理局の審査官が誤解なく理解できるよう、書面を通じて整えることが、私の仕事の本質であると考えています。
永住申請に、すべての人に共通する一つの正解はありません。私と二人三脚で、あなたにとって最適な立証方針と、許可に向けた最も現実的な道筋を一緒に考えていきましょう。
ぜひ、あなただけの事情をお聞かせください。
少し説教っぽくなってしまいましたが、「井上・エリザベス・みーにゃ」と「井上・エルリック・レオンハート」、我が家の2匹の招き猫の名前だけでも覚えていただければ幸いです(笑)。
そして私も、レオンくんの「招き猫の刻印」が入った新しい財布を大切に使いながら、依頼者一人ひとりの事情に合った「実」のある申請を引き続き積み重ねてまいります(笑)。


